卒業式当日。並んで登校するなぎさとほのか。

 

なぎさ 「もう卒業式かぁ、早いねぇ・・・」

 

 

ほのか 「・・・なぎさ?」

なぎさ 「ん?」

 

 

 

ほのか 「私のこと、あいしてる?

 

 

 

なぎさ 「なっ!?なななな何よ急に!

そ、そりゃもちろん・・・愛してる・・・よ?へへっ」

 

 

 

ほのか 「うん・・・

 

なぎさ 「どう・・・したの ほのか?」

 

 

 

 

ほのか 「私、最近わからなくなっちゃったの。

『あいしてる』ってどういうイミなんだろう、って。」

 

なぎさ 「えっ?ど、どういう意味っていうか・・・ただ、好きっていうか・・・」

 

 

 

ほのか 「もちろん、なぎさの事は好きよ?

でも、ひかりさんや、アカネさん、ユリコや、久保田さん、

皆大切な人たちで、皆の事も大好き。

 

でもそれは、なぎさの事を好きなのと、どう違うの?

どっちも同じ「好き」じゃない。

何が違うの?」

 

 

 

なぎさ 「そりゃあ・・・違うと思うよ?」

 

ほのか 「えっ?」

 

 

 

なぎさ 「だってたとえば、大好きなひかりやアカネさん、志穂や莉奈や、皆と一緒にいて、その時ほのかと離れてるとするじゃない?でも・・・その・・・

 

あたしは、ほのかと離れてるときでも、ほのかがどうしてるかいつも考えてるし、ほのかも同じ事を思ってくれてる自信があるし。

だからあたしは、あたし自身で居られる・・・っていうか・・・」

ほのか 「・・・ ・・・」

 

 

 

なぎさ 「あと、今までプリキュアになるとき、あたしたち何度も何度も手を握ったよね。

ぶっちゃけ・・・ちょっと恥ずかしかったり、

ほのかとケンカしちゃってるときとかは気まずかったりもしたんだけどね。」

 

 

「でもね、

ほのかの手は、あたしの手なんだよ。

 

 

「ほのかの手を握っているときも、離してるときも、

いつもどこかでほのかと繋がってる気がするんだよね。

だから・・・うーん、

 

 

それが『あいしてる』って事のような・・・ああ、なんか全然上手く言えないよぉ・・・」

 

 

 

ほのか 「・・・ ・・・そっかぁ・・・。」

 

 

 

 

きゅっ。

 

 

 

 

なぎさ 「わっ!?ほっ、ほの・・・!?」

 

 

 

 

 

ほのか 「なぎさは、いつからそんなに頼もしくなったの?

ドキドキ・・・しちゃった・・・。」

 

 

 

 

なぎさ 「なっ、何言ってんの!?

あたしはほのかが、世界中の誰より頼もしいよ・・・っていうか、なんていうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

なぎさ 「あいしてるから。」

 

 

 

ほのか 「・・・っ!」

 

 

 

 

吹き抜ける3月の爽やかな風。

朝日を反射するアスファルト。

なぎさとほのか、中学生最後の登校路が

光に満ちて ゆく。

 

 

 

 

ほのか 「なぎさばっかり・・・ズルい・・・。

私の気持ち言う前に・・・全部ひとりで言っちゃう・・・。」

 

 

 

なぎさ 「えっ!?あっ、あたし何かマズかった!?」

ほのか 「もう・・・なぎさってば・・・」

 

 

 

 

 

(・・・ありがとう。)

 

 

 

 

 

ありがとうユリコ、藤村くん、

久保田さん、高清水さん。

 

ありがとう科学部のみんな。

ありがとう先生方。

 

 

 

 

ありがとうママ、パパ、忠太郎。

ありがとうおばあちゃま。

 

ありがとうミップル、メップル、ポルン。

ありがとうアカネさん。

ありがとうひかりさん。

 

 

 

 

 

ありがとう キリヤくん。

 

 

 

 

 

ありがとう なぎさ。

 

 

 

 

 

みんなが居たから、今の私がいる。

 

 

 

 

 

 

 

なぎさと一緒に居れて、

 

幸せな、

 

私がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<なぎさとほのかを生んで下さった皆様。2年間ありがとうございました。>

 

 

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